みなさん、こんにちは!あこです (^^)/
今回は看護師の「観察力」について、お話していきたいと思います!
※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載している場合があります。
看護師の観察能力は特殊!?
看護師はただ会話をしているだけでも、意外とみなさんの色々なところを観察しています。でもこれ、無意識なんです。
私たちの仕事のなかに「状態観察」というものがあります。書いて字のごとく、患者さんの状態を見て、聞いて(聴いて)、触れて、注意深くみることです。それは現時点での患者さんの状態を知り、また、変化を見逃さないためでもあります。
安定している患者さんであれば「普段(通常)を知っておくため」、不安定な状態の方であれば「その変化を知り、すぐに対処が必要なのかどうか判断出来るよう見逃さないため」です。
そして、自分の知識や今までの経験に照らし合わせながら状況を判断し、もし必要であれば次に何をするべきか導き出しています。なので経験を積めば積むほど色々な状況に冷静に対応出来るようになります。
これは他のどのお仕事においても基本は一緒ですよね!
ただ、看護師は勘のようなものが働く時がけっこうあります。一見何も変わらない、でも何かがいつもと違う!でもこれがうまく言葉に出来ない!
なので、医師に報告するにしてもとても難しい...汲んでくれる医師もいますが、基本かなり忙しい医師たちにとって取り付くしまもないのが現実です。
でもこの勘、意外と当たるんです!医師たちよりも患者さんと接している時間が多いからでしょうか?
この患者さん、この後急変しそうだなぁ...感染起こしかけているかも?等々...勿論、勘といってもそれだけではなく、他の要素も含めてのものなのですが、取り越し苦労で終わることもありますし、恐れていた事態が起きることも。
でもご安心下さい!そういった時は看護師同士でし共有し、何かあったらすぐ対応出来るようスタンバイしております。担当医師の耳にも嫌でも入るようにしておきます。
そして、担当医師が取り合ってくれなかったとしても、他の医師を巻き込むなど色々な知恵を絞って動く度胸も看護師にはあると思います。全員ではないかもしれませんが...
最強の観察眼を持った医師
私の看護師人生のなかで、唯一この人の観察力半端ない!と感動したのはたったおひとりです。まだまだ私が新人の頃のお話です。
その日、私が担当している患者さん(Babyちゃんです)の保育器の前を通りかかった医長先生。患者さんの担当医師でもなんでもありません。
医長先生:「熱出てる?」
私:「出ていません。」
医長先生:「たぶんこのあと熱出ると思うから気をつけて看ておいて。」
私:「は、はい...???」
そして颯爽と去って行かれました。その後、本当に熱が出たんです!!大事には至りませんでしたが、「この人超能力者!?」と新人の頃の私はそれが、鋭い観察力と長年の経験による裏付けがきちんとあるものだったということを後々になって知るのでした(笑)
患者さんも負けていない観察力
意外と患者さんの観察力も負けていません!
とある日のこと、ナースコールで呼ばれて患者さんのもとへ行くと「正解~!」と一言。
「どうされました?」の前に思わず「何が正解?」と聞いてみると、その患者さん、私たち看護師の足音でどの看護師かわかるそう!これって入院患者さんのあるあるだったりするのでしょうか?
確かにうるさい足音の同僚はいましたし、夜勤帯に注意したこともありました。でもその他のスタッフはそんなに足音が気になるほどではなかったですし、日中の色々な騒音があるなかでもわかるとはすごいなと思いました。スタッフも30名弱いましたしね。
これに関連して...余談ですが、今はというかもうだいぶ前からですが、ナースサンダルは禁止されています。病院によく行かれる方はご存知だと思いますが、今は看護師さんみんなナースシューズを履いています。これは事故防止のためです。針や薬品を扱うことも多いので、落とした時に足に刺さってしまったり、かかってしまうのを防ぐためです。
それともうひと話題。入院中の患者さんからスカウトされたことがありました。違う意味での観察眼ですね(笑)
ご自身で運営されているスナックのホステスさんというのでしょうか?その口説き文句が今でも忘れられません!
「あこさんはさぁ、美人さんではないけど夜の世界向いてると思うんだよなぁ...話も合わせられるし、気も利くし、ファンが出来ると思うんだよね。」隣に座っている奥様も一緒に微笑んでいます (^_^;)「もしさぁ、看護師さんに疲れた時はおいでよ。」
どう捉えればよかったのでしょうか!?ちなみに毎回丁重にお断りさせて頂いておりました。
☆看護師のどうでもいいミニ知識☆
ナースキャップ、これも随分前にですが廃止になりました。ナイチンゲールの象徴とでもいうべきナースキャップ。被るのに憧れた時期もありました♪
看護業務の動作に支障が出ることと、強く糊付けされているので、細菌が付着しやすく感染防止のためです。
戴帽式が懐かしい~!!
※戴帽式は、看護学校や看護系大学で看護師を目指す学生たちが、初めての病院実習に臨む直前に、教員が学生一人一人にナースキャップを与え、看護師を目指すものとしての職業に対する意識を高め、またその責任の重さを自覚させるための儀式。
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