入院中の金銭管理にはご注意を!~「盗まれた!?」~

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みなさん、こんにちは!あこです (^^)/ 

今回は入院生活の中でも特にご注意頂きたい「金銭管理」や「私物の管理」についてお話していこうと思います!

※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。

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入院中の貴重品の管理

私が病院に勤務している間も何度となくあった病院内での盗難事件!

頻繁ではありませんが、これは昔からずっとあるような気がします。今は院内も監視カメラが付いていますし、入院時にはかなり患者さんやご家族にも注意を促しています。大金は持ってこない、貴重品は必ずキーBOXを利用することなど。個室であれば金庫を完備している病院もあります。

ただ、こんな風に注意を促していても、なぜか大金を持ってきて置いておく方々がいます。なぜでしょう?

確かにベッドの隣にある床頭台(私物を入れる引き出しやスペースのあるものです。)というもののなかにキーBOXはありますが、鍵がそばにあったら意味がありません!なぜがキーBOXに鍵をつけっぱなしの方や鍵はかけてあっても鍵をそばに置いておくという強者までいらっしゃいます。

ですので鍵はご本人に身につけて頂くようにしています。但し、寝たきりの方や意識のない患者さんなどの場合、どうしても管理が難しいため、キーBOXを利用しなければならない貴重品はご家族に持ち帰って頂くか、鍵にヘアゴムのようなものを付けて手首に巻いて頂いたり、紐をつけて首から下げて頂いたりします。

ですが、眠っている間になど、その鍵を外し開錠して盗まれてしまったこともありました。もうどうしたらいいのか...

ですので声を大にして言いたい!貴重品や大金は入院中の病院には持って行かないで下さい!

実際にあった盗難事件

『病院スタッフによる盗難』

ある日、患者さんのキーBOXからかなりの大金が盗まれました。病棟は違いましたが、同じ病院内で起きたことです。最終的にはその日に夜勤で担当していた看護師が犯人と判明しました。この看護師は勿論解雇処分になりました。他にもニュースなどで時折こういったケースがある事実は耳にします。

こんなことは本来言いたくないのですが、看護師も人間です。信用してはいけません!看護師が盗みを働くということもなくはありません。こんなこともあるのです。

患者さんのものに限らず、同僚の貴重品だけを盗む看護師もいました。個人ロッカーに貴重品を入れ、私たちは病棟など勤務場所に向かうのですが、このロッカーがある部屋自体に鍵がかかっているため、外部の人は入ることが出来ません。なので個人ロッカーに鍵をかけないスタッフも多かったのです。また、盗まれたと疑われない程度の金額であったり、お財布ごとということで、判明するまでかなり時間がかかりました。最終的には警察が介入し、指紋をとるなど大がかりになったことを覚えています。

『外部の侵入者による盗難』

ある日、他の病棟で患者さんの盗難が多発していると、注意を促すお知らせと共に院内の監視カメラに映った犯人らしき人たちの写真が回ってきました。といってもかなり粗い画像で、顔まではわかりません。なんとなく若者風なのはわかりました。

その人たちの手口は、患者さんのベッドサイドからテレビカードを盗み、それを換金してそのお金を盗むというものでした。大部屋だとお互いにカーテンで個人の空間を作りがちなので、お見舞い客を装って、はじからベッドサイドを覗いていたようです。トイレや検査に行って、ベッドサイドを離れている時を狙っていたようです。※最近はテレビカードがない病院も増えてきています。

そしてそして、とある日のこと。勤務中だった私は通りがかりにエレベーターから降りてきた男性たちに目がとまりました。なんとなく感じる違和感...

あっ!あの時回ってきた監視カメラの写真の雰囲気の人たちに似てる!?と思い、急いで師長さんに報告しますが、師長さんはあんまりピンときていないご様子。廊下へ戻ると、他のスタッフが「どなたへ面会ですか?」と優しく声をかけている。するとその人たちは「階を間違えましたー。」といって上の病棟へ向かったため、絶対この人たち「怪しい!」と思い、私は上の病棟へ注意を促す電話を入れ、師長さんは1階にいる守衛さんへ連絡を入れてくれていました。ななんと!この後、この人たちが窃盗事件の犯人と判明!無事捕まりました~!!そして私は院内で表彰されてしまいました~!恥ずかしっ (/ω\)

病院での安全管理について

大きな病院では院内にほぼ「医療安全管理チーム」とか「医療安全管理部」などといった名称で、安全な医療を提供することを目的としている部署があります。勿論医療者もいますが、多職種でメンバーを務め、警察OBの方などが在籍しているところもあり、病院によっては院長直属のかなり重要な部署になっています。

先ほどの盗難などといったものも含め、院内で起きた医療事故やインシデントなどの事例検証から再発防止策、また医療安全における重点事項の徹底と医療の質の管理および維持・向上、外部監査による指摘事項の改善など、最終的にはすべて患者さんに安全な医療を提供するために活動している部署です。

なにかあった際はこういった部署があることも覚えておくと、あとで役に立つかもしれません。

病院は不特定多数の方の出入りが可能なところです。(※病院のつくりによってはそうでないところもありますが。)これを念頭にいろいろな面で十分ご注意下さいね!

最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>


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