みなさん、こんにちは!あこです (^^)/
今回は、一言で「看護」といっても看護の中にも様々な分野があること、そして看護師として働く場所は病院以外にもたくさんあります。ですのでその辺りこをご紹介していきたいと思います。
はじめにお伝えしておきます。「楽に働けるところ?」そうですね...『あるわけないだろがーっ!!』(-_-)/~~~ピシー!ピシー! 冗談です(笑)
※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。
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看護師はみんな同じじゃないの?
みんな同じではないのです。一般の方にとっては何が違うのかよくわからないと思いますが、簡単にお伝えすると、医師のように得意な分野がそれぞれにあるという感じでしょうか。逆を言えば、経験のない分野はあまりよくわからないのが正直なところです。
スタートラインはみんな同じですが、勤務するところでそれぞれに経験していくことが強みになっていきます。長く経験すればするほど、専門性も高まっていきます。その先に専門を極めたい人は、認定看護師や専門看護師といった日本看護協会が認定する資格取得を目指すことになります。
定期的に病院内を異動したり、他の病院や、障害・介護施設、訪問看護ステーションなどへ転職する方は、それだけ色々なことを経験できますし、逆にそれが強みにもなります。
病院といってもこれまた色々な形態の病院がありますし、障害・介護施設も同様です。病院の中においても病棟や外来、手術室、患者さんを支援する窓口のようなところと様々です。
みなさんの身近なところですと、幼稚園や保育園にもいますよね。学校の養護教員も看護師でない場合もありますが、看護師であったりもします。勤務先に医務室がある方はいませんか?他にも健診施設、献血室、そしてイベントがあれば救護室も出来ますよね。挙げだしたらキリがありませんが、それら全てのところに看護師がいます。そう考えると看護師として働く場所はたくさんあるといえます。
※前述したもの全てをひとつひとつ嚙み砕いて説明していると、みなさんも飽きてしまうと思うので、今回は大枠だけお伝えしています。
看護の分野とは
ここで看護の分野の話です。看護師の仕事は「傷病者やじょく婦(産後間もない女性)の療養上の世話をしたり、診療の補助を行うこと」です。
勿論「科」が違うという面での分野もありますが、他にも簡単にお伝えすると、体だけではなく、精神面のサポート、患者さんのご家族のサポート、健康管理や予防のための教育的なサポート、小児であれば成長や発達について、また看護学の研究、製薬会社や医療機器メーカーで医薬品や治療などについて、後進の育成として看護学生の指導(教員)など、「看護」といっても本当に多岐にわたる分野があります。
もし、病院に勤務してみて「合わないなぁ。」と思う看護師さんがいましたら、こういった他の分野に挑戦してみるのもいいかもしれません。今回はかなり大雑把にまとめたので、ご興味のある方は更に詳しく調べてみると良いのではないでしょうか。
冒頭で「楽に働けるところはない!」とお伝えしましたが、どんな仕事でも楽なものはないですが、もし夜勤をすることで体力的に大変なのであれば、夜勤のない職場はたくさんありますし、そういった面では少し楽に働けるようになるところはあるかもしれませんね!
さて私の転職回数は?
自分の20数年の看護師人生の間に、振り返り数えてみたところ9回転職してました!若気の至りでしょうか、すぐに辞めてしまったところもあります (/ω\)
でも長く勤めたところもありますし、それぞれ期間は様々ですが、どちらかと言えば色々な経験をしてきた方だと思います。
逆にずっと同じ病院で何十年と勤め、師長さんや看護部長さんまでのぼりつめる方もいます。
どっちがいいのかなぁ?人それぞれですよね(笑)
記憶に残る患者さん
そんな私の看護師人生のなかでの印象深い患者さんがいます。その患者さんは病気で入院するのは初めての方でした。私もその部署に異動になったばかりでわからないことだらけの時期でした。そしてその部署で初めて担当する患者さんがその方になることが決まり、まだまだ緊張していたのを覚えています。
でもそんなことを言っていられない病状でした。あまりお話をされる方ではなかったので、対応に戸惑ったことも記憶しています。体はとても辛いだろうに弱音も吐かず、じっと治療に向き合っておられました。ご家族も本人の前では涙は見せませんでしたが、いないところではよく目を腫らしておられました。面会も毎日来ていました。
私たち看護師はすべきことをするだけです。時にはあまり深入りせず、見守ることが必要な時もあります。
そんな日々が続いたある日、少しずつお話してくれるようになりました。そのなかで、とても体が辛い時に、夜でもいつでも看護師さんたちが一生懸命ケアをしてくれて、本当はとても感謝していたと伝えてくれました。照れくさそうに。とても嬉しかったのでよく覚えています。
また、普通の生活がどれだけありがたいことだったのか。家族のありがたみもとても感じていると話してくれました。ご家族が面会に来てもほとんど無口だった患者さんが、徐々に仲良くお話されている場面を見かけるようになり、何がきっかけだったのかは今でもわかりませんが、気持ちが伝わって本当に良かったとその時強く感じたケースです。
次は、違う意味で印象に残っている患者さんです。
ある日、手術を終え退院された患者さんが病棟に顔を見せに来ていました。これはよくあることです。外来受診の帰りなどに入院していた病棟に寄って顔を見せていってくれるのです。
でも、遠方にお住まいの方でしたが、いつまでも病棟の廊下に立っていて、前を通る看護師に話しかけたりしています。その時、入院中担当していた同僚から「まずいです。」と声をかけられました。
事情を聞くと、どうやらご家族の希望で「悪性」であることをご本人には告知していなかったのですが、ご自宅に届いた保険会社からの書類をご家族の留守中に受け取り、開封してしまい、自分の病気が「悪性」であることを知ってしまったようです。
そして、私たち看護師に「嘘をついていた。」と声をかけていたのです。同僚は普通に顔を見せに来てくれたものだと思い、かけ寄ったら突然そのようなことを言われ、思わず顔に出てしまったと落ち込んでいました。
その後、ご家族間でどうなったのか、病状の経過などは違う病棟へ異動してしまったので、不明なままです。
もう随分前のことですが、なかなかレアなケースだと思いました。ご家族も届く書類にどんなことが書かれているかまで知らないでしょうし、保険会社のほうでも配慮が必要なのかなとその時は思いました。今はもうとっくにそのようになっているのかもしれませんが。
でも悪性であることをたったひとりで保険会社の書類で知るなんて、どんな気持ちだったのだろうかと今でも考えてしまいます。時々思い出してしまいます。
他にも色々な意味で印象に残っている患者さんや同僚、エピソードなど時々ご紹介していければと思っています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>
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