看護師は気づいていない 「自己満看護」

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みなさん、こんにちは!あこです (^^)/

今回は、看護師であれば誰しも疑いなく日々おこなっている「看護」について。

自分の「看護」を評価することってなかなか難しいですよね?

なぜなら、受け手は個々の患者さんであり、明確な正解もないものだから。

※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。

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これって自己満!?

自分のしてきた看護が「自己満だったかも!?」とようやく自分で気づいたのは看護師歴20年近くなる頃

「遅っ!」ですよね? (^^;)

きっかけは、働く場所が病院から在宅の場に変わったこと。訪問看護師になってしばらくしてからのことでした。

患者さんが退院するタイミングで、病院側から入院中に医療的な処置が始まったので、引き続きその処置の手技の確認をお願いしたいという依頼。

入院中に指導は済んでいるが、退院後も問題なく行えているか確認をしてほしい。また、指導がまだ必要であれば継続してお願いしたいというもの。

念のため、ここでいう「医療的処置」とは、胃瘻からの栄養剤の注入であったり、点滴の管理であったり、痰の吸引、血糖測定やインスリンの自己注射(糖尿病の治療)のことなど医療依存度の高いものを指します。

「なるほど。」とここで病院側の言ったことを鵜呑みにして訪問したら、おっとっとっとっ!

ある日その時が訪れた

退院後、ご自宅に訪問し、ではその医療的処置を「やってみましょう。」という流れにおのずとなりますが、病院で指導を受けたはずの患者さんやご家族は、ポカーン(゜o゜) です。

なんなら初めて🔰ぐらいの勢いです。1から指導のし直しです。

そのうちその事象に慣れていき、病院での指導イコール受けていないことに認識が変わります。

ここで病院のスタッフにクレームを入れるなどという野暮なことはいたしません。

病院の忙しさをよく知っていますし、在宅の現場を知らない看護師さんが多いこともわかっているからです。

退院後はもうこちらのフィールドになるので、「お任せ下さい!」のスタンスです。

そこで、気づいたわけです。

自分が病院で働いていた時に、患者さんやご家族へ行っていた「指導」がいかに一方的で、無意味に近いものであったか。

何も自宅に帰ってからのことなど想定して指導していなかった!基本的なことを伝えただけの「指導をした」ことで勝手に自己満足していたなということにです。

「アイテテテテッ💦」

ボディブローを受けたぐらいのダメージです。今まで何やってきたんだろう...(‘~`;)

これを発端に自分のしてきた看護に疑いの目が向き始めます

自問自答の日々

今までの色々な場面を思い出してはあれやこれやと考える。こういう時こそ「どこでもドア」があったらと現実逃避。

そんなことをしてみても何も変わらない現実に落ち込み、でも気づけたことに今後繰り返さないことを誓い、在宅では病院では見えなかった患者さんの背景個々に向き合える時間があることに気づく。

少し不謹慎かもしれないけれど「看護って楽しい (>.<)」

「看護をしている」実感がジワジワ...

訪問看護の世界に飛び込んで良かったぁ!

心からそう思った瞬間がありました。

私の場合は、きっかけがこんな感じでしたが、きっと看護師さんそれぞれに色々なきっかけがあるのではないかと思います。

周りの誰かに指摘されただけでは、なかなか気づけない自分で気づくからこそ、その衝撃も大きく意味のある気づきになるのではないかと思っています。

もちろんこんなきっかけがなくても、自分に過信せず看護に向き合えている看護師さんもいると思いますが、かなり少数ではないかと思います。

そして、これまた別の問題。「看護」への余裕のなさを招く最大の原因として、「業務量の多さ(=人手不足)」があります。

「業務」に振り回される

毎日の「業務」本当に忙しいですよね!

振り回されていませんか?

病院の場合は特に。想定外なことも起きながら、時間で済ませないといけないことも山ほどあります。

常に動きながら、優先順位を考えながら、せわしない日々を送っていると、その波にのみ込まれてしまうことも自分自身たくさんありました。

どんどん余裕がなくなり、「心が亡い」と書く忙しさに忙殺されてしまいます。

一番その影響を被るのは患者さんです。

自分自身へのダメージも大です。

そしてそんな時は決まって周りへ攻撃の目が向きがちになりますが、誰が悪いわけでもありません。

なかなか難しいことではありますが、そんな時こそ一呼吸おいて、感情を整理することが出来ると良いのではないかと思っています。

これにはトレーニングが役立つこともあります。

例えば、アンガーマネジメントの研修などがあれば、参加してみるのも良いかもしれません。面白い経験が出来るかも。

看護師さんはみな勉強熱心な人ばかりです。

無理をしない程度に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>

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