みなさん、こんにちは!あこです (^^)/
今回は、「看護師は世間知らず」
どうしてこのように思われてしまいがちなのか、深掘りしてみたいと思います。
※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。
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学生時代は「看護に関すること」漬け
「看護師」はいわゆる専門職。
みんなここを目指して専門学校や専門学部で学ぶ。専門性が高いからこそ、学ぶことはもう決まっている。
看護の基礎中の基礎から実践(実習)まで、短期間の間に習得出来なければ、看護師になるための国家試験の受験資格さえ貰えない。
だからみんな遊び怠けたりせず、学び続けることが出来るのかもしれない。
あるいはそんな隙を与えない程の課題が課されているからかもしれない。
どこか使命のようなものも感じながら、「白衣の天使」を目指す。
もうこの頃からすでに「井の中の蛙」状態になりつつあるのかもしれない。
実習はかたちだけ!?
そう思うのは私だけだろうか?
色々な段階の実習を経て、最終的に得られるのは実際の病院の各病棟のさわりの雰囲気だけ。
「雰囲気だけ!?」
もちろん、大量の記録物の作成や患者さんになにかケアをした時の達成感など味わえることもあるかもしれないが、実際に現場に出た途端、学生時代の学びは頭の中から全て吹っ飛ぶと言っても過言ではないと私は思う。
だからこそ、新人看護師の誰もが経験するリアリティーショックがある。
もし学生時代に現場の本質を伝えたら、目指す人は格段に減ってしまうのではないだろうか。
それぐらい「人の生」をあつかう現場は生々しく、リアルである。仲良しこよしでは働けない。
ただ、今の世の中、コンプライアンスの問題など、学生時代に学ぶことがなかなか許されないこと、限界があるのかもしれない。
一般社会に出ぬまま特殊な環境へ就職
国家試験に合格した新人看護師の大多数の人たちがまず就職するのが病院。
この「病院」、専門職の集団です。みなさんが思っている以上に複雑でややこしい。
専門職がゆえ視野が狭くなってしまうのか、みなプライドも高く、いつもどこかで火花が散っている。
そして体や心に不調を抱えている患者さんたちが相手というとても特殊な環境。
にもかかわらず、常に人手が不足し、精神スレスレ心に余裕ない人たちばかり。裏の顔が出来てしまうのも仕方がないといえば仕方ない。
でもそんななかでも、神のような人がたまに現れる。看護師人生で1人出会えるかどうかの確率で(笑)。
それはさておき、医療業界はとても閉鎖的。だからこそ昔からの悪しき風習もなかなかなくならない。
「出た杭は打たれる」まさにこれ。オールラウンダーが好まれる。
管理者たちはみなこの部類の人たちなのではないかと思う。
こんな環境下で新人の頃から働いていると、はじめに感じていた違和感もどんどん当たり前のことになっていくという恐ろしさ。
なりたくないと思っていた先輩たちにいつの間にか自分もなっているが、それにも気づけない。
病院の運営も誰かがしてくれている。黙っていても働いている限り毎月お給料が貰える環境。
高価な医療材料も使いたい放題。その「コスト」がどれぐらいかかっていて、自分たちがどれだけ無駄にしているかなんて考えたこともないお粗末さ。
そもそも社会の仕組みがわかっていない。というかそういった場を経験出来ずに一人前になれてしまうのである。
社会のシステムを学ぶ機会がないまま社会人になる
医師や看護師と家族になった「医療業界に無縁」のみなさんは、一度は「変わっている」と感じたことがあるのではないかと思う。
「なぜそこまでして働く?」「変わった上司や同僚に囲まれている。」「こんなことも知らない?」「金銭感覚がおかしい。」などなどなど...
もちろんこんな人ばかりではないが、自ら行動を起こさない限り、日々の忙しい勤務に忙殺され、医療業界色に染まってしまう。
なかなか世間の厳しい風にあたることもなく、なんとなく成り立ってしまうのである。専門職としてのプライドだけがどんどん高くなっていく(ある意味必要だけどね)。
医師はまだ「開業」を目指す人たちなど自ら色々なことを学ぶ機会もある。
看護師で一生働いていけるのであれば、あまり支障もないかもしれないが(それでもあるか...)、女性には様々なライフイベントも控えている。そこで嫌でも学ぶことになるかもしれないが、なるべくなら早いにこしたことはない。
少し言い過ぎちゃったかな?看護師を目指す人たちへ悪いことしちゃったかな...でも知らないよりは知っていたほうがいい。
こんな変わった職業だけれど、専門職ならではの良さややりがいももちろんある。過信し過ぎないよう常に自分に言い聞かせながら、色々なことに目を向けていきたい。
そして、手始めにまずは新聞を読むことから始めてみるのはどうだろうか。という私も新聞を読むのは苦手(笑)。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>
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