みなさん、こんにちは!あこです (^^)/
今回は、私の親が手術・入院をした時に看護学生さんが担当についてくれました。その時の話をご紹介出来ればと思います。
ただ、コロナ禍で私たち家族は1日に2名まで、そして15分/回しか面会出来なかったので、実際にお会いしたことがありませんでした。
うっすら話は聞いてはいたものの、今回改めて話を聞いてみました。
実際に担当した患者さんが自分のことをどんな風にみてくれていたのか、気になる看護学生さんには少し参考になるかもしれません。
※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。
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最近の実習環境
私たちが学生だった頃より、だいぶ変わったのではないかと思います。コロナ禍があったり、ここ数年の学生さんは実習に色々な制限もあったのではないかと思います。実際、実習不足のまま卒業という学年のみなさんもいたようですね。
でも実際の現場に出てからは、また別物といってもいいぐらい一から学ぶので、それほど心配しなくても大丈夫です!
私の親の場合、術後4日目でHCUから一般病棟へ。この時から、看護師さんと一緒に学生さんが挨拶に来られ、担当についてくれたようです。
私が指導者の担当をしていた頃は、事前に実習の学生をつけてもよいか、患者さんに師長さんが確認にまわり、同意書のようなものにサインを貰っていましたが、今はというか病院によってもこの辺りはだいぶ違うのでしょうか?
「師長さんなんてわからなかったなぁ。」とうちの親。2週間入院していましたが、特にベッドサイドに来ることもなく、どの人かもわからなかったみたいです。特にサインなどもしなかったようです。
学生さんがケア(検温含め)に来る時は、必ず看護師さんが一緒に来ていたということなので、大学や専門学校にもよると思いますが、おそらく3年生や4年生ではなく、まだ学年の浅い学生さんだったのかなと思います。学年までは覚えていなかったようです。
入院・手術の感想
結構大きな手術でしたので、終了するまで院内で待つ私たちもなかなか大変でした。個室の待合室があるわけでもなく、HCUの前で固いビニールソファに座って、他の患者さんのご家族と一緒に長時間待つのは思っていた以上に苦痛でした。確か9時間ぐらい待ったと思います。
その間、本人もというか先生たちも頑張って下さったのだと思いますが、心配を通り越してもう「無」になっていました私たち家族 (-_-;)
手術が終わると手術室近くの個室に呼ばれ、担当医から手術の説明と切り取った腫瘍を見せられました。手袋をして触らせて貰ったり、携帯で写真を撮ったりもう訳がわからないことになっていました(笑)。
本人はというと、HCUのベッドの上でスヤスヤ😴どんなに声をかけて揺すっても目が開けられないほどです。でもなんとなく声は届いているようでした。そして何より無事終了して、顔を見て触れられたことが安心につながりました。
ただ、本人はこの後が大変だったようです (>_<)
術後の痛みとの闘いです。まだ点滴で鎮痛剤が入っている間は、ボタンを押せばスーッと痛みがとれたようですが、早期離床を促され、翌日から歩かされた時には「どうしようかと思った💦」と言っておりました(笑)。
HCUから一般病棟へもまあまあ距離がありましたが、歩かされたようで、術後4日目とはいえ「車椅子で連れていってくれるのかと思ってた💦」と本当に驚いていました。
元々我慢強いほうでしたが、その人がこれだけ痛がっているということは相当痛いのだなということが家族なのでよくわかりました。
痛み止めは退院後もしばらく飲んでいました。
看護学生さん
担当について下さった看護学生さんは私の親からすれば、きっと孫ぐらいの年齢でしょうね。
実際は2回手術・入院をしましたが、どちらも学生さんが担当について下さったそうです。
検温して貰ったり、まだ術後間もない時は身体を拭いて貰ったり、着替えを手伝って貰ったり、とても助かったと言っていました。また良いタイミングでいつも気にして声をかけてくれたことが、とても当人にとっては良かったようです。
また、あまり根掘り葉掘り聞かれた印象もなく、親切にして貰ったのでお礼をしたかったが、痛みでその余裕が持てなかったと言っていました。
ただ、同じ病棟の他の患者さんと話す機会があった時に、男性の患者さんが「訳のわからない若いねぇちゃんが来てさー」というような言い方をしていた人もいたそうです。人それぞれですね。でもこれも、嬉しいけど照れでこんな風に言っていたのかもしれませんね。
看護師の娘としては、どんな情報をとってどんなアセスメントをして、どんな看護計画を立てられていたのか興味津々です(笑)。
うちの場合は、学生さんお二人ともとても親切にしていただいて有り難かったっと申しておりました。そのお二人がこれを読んでいるとは限りませんが、その節は大変お世話になりました!そして支えて下さりありがとうございました m(__)m
指導者として出会ってきた看護学生さん
ある時、入浴出来ない患者さんに足浴を行うという計画を立ててきた学生さん。ベッドサイドで準備を始めた時から終始「これすごく気持ち良いんですよ!本当に気持ち良いんです!」といったことを患者さんに向けて連呼していました。
これなにが間違いかわかりますか?
気持ち良いかどうかは患者さんが決めること。足浴する前からこんなに連呼されたら、患者さんが気持ち良くなくても、気持ち良いと言わざるを得ない状況に追い込まれる可能性があるということ。実際に患者さんは「どうしよう?」という顔で私を見ていましたし、学生さんに感想を聞かれて、とても気持ち良さそうには見えませんでしたが(厳しくてごめんなさい!)、ぎこちなく気持ち良いと答えてくれていました💦
学生さんとしては、実際に自分がして貰った時に気持ち良かったのでしょう。別に悪気があって言っている訳ではないこともよくわかります。だからこそ、その場で伝えた方がいいのかとても悩みましたが、患者さん前では控えました。
患者さんには後で事情を伝えました。こういうことに自然と気が配れる看護師さんになって欲しいなと思います。もうこの時の学生さんは立派な看護師さんになっていることと思います。
あともう1名、違う意味でとても驚かされた学生さん。持病をお持ちだったようで、実習中に発作を起こしてしまったということがありました。しかもナースステーションで指導している最中に私の目の前で (゜゜;)
確かに途中から様子がおかしかったので、学生さんだけ座って貰いました。当時立った状態で使用するデスクでしたので、私はPCで電子カルテを見る都合上立っていました。私の斜め前に学生さん、反対側の斜め前に運良くひとりの医師がいました。
座ったあともどこか落ち着かない様子で、医師ともなんかおかしいねとアイコンタクトしていました。指導はまだ途中でしたが、もう今日はここで終わりにしましょうと説明していた矢先、とうとう焦点が合わなくなり発作を起こしてしまいました。
医師がいたのですぐ対処してもらい、大事には至りませんでしたが、看護師をしていながら、早く気づいてあげられなくて申し訳なかったなと。まさか学生さんに持病があるとは夢にも思わず、対応が遅れてしまいました。その後看護学校の先生から持病があることをうかがって合点がいきました。
本当に思い込みって怖いです。今回の件は思い込みだけが原因だとは思いませんが、「思い込み」からのヒヤリハットや事故って医療現場では本当に多いので、要注意だといつも自分に言い聞かせてます!
みなさんもどうかご注意下さいね。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>
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