みなさん、こんにちは!あこです (^^)/
今回は、前回に引き続き病棟で働く看護師さんへ向けて、在宅への連携として退院前カンファレンスに参加する際に役立つ内容というテーマで記事を書いていきたいと思います。
訪問看護師さんやケアマネージャーさんなど在宅側のスタッフが、退院前カンファレンスで特どんなことが知りたいのか?確認したいのか?そんな情報をまとめていきたいと思います。
知っていれば早期に情報収集が出来ますし、まとめておくことでカンファレンス自体の時間短縮にもつながると思います。ぜひ参加する際に参考にしていただければと思います。
※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。
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在宅側はこんなことを知りたい
大まかにお伝えすると、入院中の経過、今後の方針、退院後の課題や患者さんによっては退院時の送迎の準備状況などです。
退院調整の専門の看護師さんやソーシャルワーカーさんが一緒に参加してくれることがほとんどですが、患者さんの詳細なことに関しては、直接ケアをしている病棟の看護師さんが参加していてくれると、すぐに情報や状況が確認できるので助かります!
では具体的にみていきたいと思います。
入院中の経過
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病院の中は基本的にバリアフリーなので、自宅へ帰るとちょっとした敷居や段差が問題になることもあります。お布団で休んでいる方も大分減ってきましたが、まだまだいらっしゃいます。そういった患者さんは介護用ベッドや歩行が難しければ車椅子の手配などが必要になります。
また、そういったものが使用可能な自宅なのかどうかも重要です。たまに自宅が2階にあるという患者さんもいます。
また、入院中にADLや認知機能が低下してしまう患者さんも少なくありません。
- 認知機能の程度
- トイレへ自身で行けるかどうか?難しいけれどポータブルトイレや手すりがあれば可能なのか?それともオムツ交換が必要なのか?
- 清潔ケアや更衣は?
- 食事は自身で摂れるのか?普通の食事形態で問題ないのかどうか?内服の管理についてなど
- 退院後もリハビリが必要なのかどうか?必要であればその内容について
要するに身の回りのことがどれぐらい患者さん自身で出来るのかどうか?サポートが必要なのであればどれぐらい必要なのか?在宅の療養環境を整える時にとても重要な情報になります。
病状の経過
医師が参加している時は説明がありますが、参加が難しい時は、どんな状態でどんな治療をして、どんな症状がありどんな対策、ケアをしているのか?
医療依存度が高い場合は、特に退院後の訪問看護の訪問頻度の調整などに必要な情報です。
また、入院中と退院後で対策やケアが変わってくるようであれば、その内容の共有
今後の方針
病状の経過にも繋がってくることですが
- 病状の今後の見通し
- 病状に変化があった時の対応はどうするのか?病院へ搬送なのか?自宅で看取る予定なのか?もし緩和ケア病院・病棟への登録などか検討されているのであればその情報など
- 急変時の方針が決まっているのであればその方針
家族関係、介護力
退院前カンファレンスが開かれるということは、それなりの介護や医療処置などが退院後も必要な患者さんということになります。
介護には家族や近しい人たちの協力が不可欠です。どの人がキーパーソンになり連絡係りになるのか?逆に協力があまり期待出来ない関係性にある家族など、これもとても重要な情報になります。
老々介護や独居の患者さんたちもいます。在宅でのサポート体制が大きく変わってきますので、これも重要です。
自宅へ帰ったら課題になりそうなこと
どんな些細なことでも不確実なことでもかまいません。気になることがあれば、共有をお願いします。
例えば
- 病状悪化の懸念が大きい、出やすい症状や予測されそうな状態
- 医療依存度が高いので初期は集中して看てあげてほしい、まだ患者さん本人や家族への指導がまだ継続して必要
- 皮膚が弱いので注意が必要
- 介護力があまり期待出来ないかもしれない
- 介護負担や家族の関係性からネグレクトやDVに繋がりそう
- 家族とトラブルになりそう
などなどなど…
今回も大分大まかなまとめ方になってしまいましたが、もし困ることがあれば参考にしていただければ幸いです。
他職種との連携・調整は慣れてくると意外と楽しいですし、やりがいもあります。ぜひ積極的に関わっていただけると助かります!
病棟は色々な業務があり忙しいと思いますが、直接お会い出来る機会を楽しみにしております o(^o^)o
よろしくお願いいたします!
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>
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