みなさん、こんにちは!あこです (^^)/
今回は、訪問看護に興味のある看護師さんへ向けて、病院から在宅へ働くフィールドを変えたら、どんなところが違うのか?実体験を元にご紹介していきたいと思います。
今後の超高齢化社会において、訪問看護師さんの数が今以上に必要になってくると思っています。
- 病院で働くのは疲れた…
- 患者さんとじっくり関わりたい
- ご自宅での看取りを支えたい
- 緩和ケアに興味がある。
- 他職種との連携に興味がある
など、訪問看護が少しでも気になる方は、この記事を読んでいたくと、より具体的に想像しやすくなると思います!
※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。
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- リアルな訪問看護の現場
- 自分で判断がつかない時は?
- ギャップに感じたのはどんなところ?
リアルな訪問看護の現場
訪問について
- 基本的には一人で訪問
- 訪問件数はだいたい1日に4~5件
- 訪問時間はだいたい30分~1時間程度
- 勤務は8:30または9:00~、終了は17:00、17:30まで、または18:00まで
- 移動は自転車または自動車
訪問看護ステーションによってはもう少し1日の件数が多いところもあります。また、訪問時間もケア内容によっては1時間半ほどかかる時もあります。
移動は都内であればほぼ自転車ですが、地方などは自動車が多いようです。
また、心配される人が多いようですが、いきなり一人で訪問に行かされるようなことはありません。初めの頃は他のスタッフの訪問に同行し、慣れてきたら一人立ちというようなかたちになります。
訪問内容について
- 看護の内容については基本的には病院と同じ
- 家族のケアは病院以上に必要とされる
- 病院と違い患者さんの生活の中へ入っていく、こちらが訪問させていただくというスタンス
- 限られたリソースの中で看護を行うための工夫が必要
- 訪問時間は限られている(点での関わり)
- 患者さんの生活環境や家族背景などにより臨機応変な対応力が求められる
- 臨時で訪問することもある
- 24時間体制のステーションであれば夜勤もあり(基本的には待機)
- 患者さんに変化があった時は他職種への共有が重要
基本的に看護は病院と同じですが、訪問頻度が週に1~2回などと点での関わりになるため(どんなに多い人でも毎日1日2回までの訪問)、その間のことも予測して対応していく必要があります。
例えば、その間に何か予測される状態や状況になる可能性があるのであれば、どう対応すべきなのか家族や介護者(ヘルパーさん含め)に情報共有しておく必要があります。もちろん緊急・臨時対応をしてくれる同僚に対してもです。またもし、対応方法が決まっていないもしくはない場合は、事前に担当医に報告、相談し準備しておく必要もあります。
それ以外にも、どこへ連絡、相談すれば良いのかなど、家族に対してはより具体的に説明しておく必要があります。
他職種とも病院のように顔を合わせる機会が少ないため、連携を密に図る必要があります。電話やFAX、メールや情報共有ツールなどを使用します。
自分で判断がつかない時は?
よく訪問看護について、一人で訪問しなければならないため、自分で判断がつかない時など不安…(;´д`) という声を耳にしますが、私も実際そう感じていました。
ですが、実際は慣れるまでその場から管理者へ相談の連絡をしたり、空いていれば駆けつけてくれることもありました。そのためには普段から患者さんのことをよく共有しておくと良いと思います。
また、担当医が訪問診療医ではなく大きな病院の医師の場合は、なかなか連絡が取りづらいですし、相談もしにくいと思いがちですが、今は地域連携部署がだいたいどこの病院にもあるので、そこを通すなど連絡も取りやすくなってきています。
よくあるケースが、普段と違う症状が出ている、または症状が悪化している!?といった、このまま患者さんの様子をみていてもいいのか?それとも担当医に報告をして何か対応をしてもらった方がいいのか?といった判断です。
ある程度の経験も必要だとは思いますが、先程も書いたようにまずは管理者へ相談したり、微妙な時は訪問診療医が入っていれば報告しておく、訪問後時間をおいて家族へ電話で確認をする、翌日に再度訪問を追加させていただくなどといったかたちで対応していました。
ギャップに感じたのはどんなところ?
まず、病院勤務から訪問看護へ転職した際に感じたことは、先程も書きましたがこちらが訪問させていただく側になったということでしょうか。
病院は治療や精査をするために患者さんたちも入院してくるので、病院側の規則やシステムに従っていただくことが当たり前だったと思いますが、それが在宅では通用しないことです。
来なくていいと判断されてしまったり、嫌だと思えば患者さんが訪問を拒否することも可能だということです。そのなかでいかに患者さんに必要なケアや指導を行っていくかという考えてもいなかった課題がみえてきました。
医療や看護の面からみれば、ここはこうした方がいいのに…こちらの方法の方が…と思っても、患者さんや家族がそれを必要だと認めてくれなければ実施してくれませんし、させてくれません。
見守る寛大さと時には目をつぶる「まぁしょうがないか…」といった考え方が必要なことを実感しました。
例えば「不潔・清潔」の基準が大きく崩れました(笑)。どうみても患者さんが行うその医療処置が清潔に行えていると思えなくても、それで感染が起きなければ「まぁいっか…」となるわけです。
患者さんは自分なりにアレンジしていたりすることも多々ありますし(笑)、それに自分なりのこだわりがあったりもするので、むげに否定は出来ません (^_^;)
問題が起きなければそれでOKなのです。在宅へ来てだいぶ自分が寛大になった気がしています💦
他にもエピソードは色々とありますが、また次の機会にご紹介出来ればと思います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>
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