みなさん、こんにちは!あこです (^^)/
今回は、セカンドオピニオンに関するあれこれについて。
- 担当医の先生になんて切り出せばいい?
- 紹介状を貰わないと受けられない?
- そもそもセカンドオピニオンは受けた方がいいの?
- 費用はどれぐらい?
- 今の先生に黙って受けたらバレてしまう?
- 先生はやっぱり嫌がる?怒る?
この辺りがみなさん気になるのではないでしょうか?
医師をいつもそばで見ている看護師からみた「セカンドオピニオン」についてお答えしていきたいと思います。
※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。
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疑問や不安を解消してより良い決断をするためのもの
セカンドオピニオンとは、簡単に言うと、『診断や治療方法、治療方針について主治医以外の医師に意見を聞き、相談し参考にすること。』
看護師として医師たちを見ていて思ったのが、同じ病院、同じ科に所属していたとしても、医師が違えば治療内容も違うということ。使う薬も違う。それまでの経験や好みで変わるらしい。
看護師になったばかりの頃、それが意外で驚いたのを覚えています。でもそれぞれの医師がしっかりした根拠や考え方で決めているものだから、それはそれで特に気にはなりませんでした。
ただ、どんな医師に出会うかは、直接の紹介などでない限り、「巡り合わせ」だなと思います。その日、その曜日に外来担当をしていた医師が、入院予定によってなど(※これはあくまで一例です。)、たまたま主治医や担当医が決まることもあります。こちらは選べないのです。
ですので、疑問や不安なことがあればまずはその時の担当医や主治医に相談してみる。今はインターネットさえ使えれば、どんな情報でも見ることが出来てしまいます。違う治療方法などの情報も容易に知ることが出来ます。その治療をしている医師に自分や家族の場合はどうなのか?深刻な状態であればある程、相談してみたいと思うことは決しておかしなことではなく、当たり前のことだと思います。
でも医師への遠慮やその後の関係性を考え、言い出しにくい、相談しにくい患者さんやご家族も多いのではないでしょうか?医療者の私でさえ、おそらく気を遣うでしょう。
それは担当医や主治医にそれまでお世話になってきた恩や、今も治療にあたってくれている感謝の気持ちなどからではないでしょうか。また、セカンドオピニオンがまだまだ一般的とは言えない社会的な背景もあるからだと思います。
でも、自分や大切な家族の人生に関わってくることです。まだまだとはいえ、患者さんが病院や医師、看護師を選ぶ時代になりつつあるのかなという肌感もあるのは事実です。
何もなければ不要ですが、病院や医師への遠慮などから疑問や不安、納得できない気持ちを抱えたまま治療を進め、後悔を残すことのないよう「セカンドオピニオン」をご検討いただければと思います。
セカンドオピニオンの実際
ここからは流れや費用など、諸々についてご紹介していきます。
「セカンドオピニオンを受けてみたい。」となった時の流れ
1.担当医に伝え、紹介状の作成や検査データの準備をしてもらう。
例えばどんなところが引っかかっていて、他の医師の意見を聞いてみたいのか、判断に迷っているのか等、正直に話すことでそこで解決してしまう場合ももしかしたらあるかもしれません。
2.セカンドオピニオンを受ける医療機関を決める。
もちろん自分たちで決めても構いませんし、担当医に紹介してもらうのもありです。大きな病院であれば、セカンドオピニオン専用の窓口や外来を設けているところもだいぶ増えてきています。また、加入している生命保険のサービスで紹介してくれる窓口がある場合もありますので、確認してみると良いと思います。
3.セカンドオピニオンを受ける(受診する。)。
相手の医師からも担当医宛てに紹介状への返事が用意されますので、医療機関によって違うかもしれませんが、書類を受け取った場合は担当医へ忘れずに渡し、相談の結果も伝えましょう。
4.治療を受ける医療機関を決める。
どういった治療内容、方針でいくのかを必要であれば担当医に相談しつつ、最終的にはご自分やご家族の判断で決め、結果を担当医に伝えて下さい。
注意点
費用について
担当医に作成してもらう紹介状や検査データ類は健康保険がききますので、負担割合によって変わりますが数千円ほどです。但し、セカンドオピニオンを受ける医療機関では、その情報をもとに相談を受けるのみで、診療行為は行わないためすべて自費になります。
自費診療のため、健康保険が利用出来ません。そのため医療機関によって多少差がありますが、大体2~3万円程。4万円程かかる所もあるようです。高額なため事前にしっかり調べておいた方がいいでしょう。
医者が嫌な顔をしたり怒る訳
先述したような理由から、なかなか担当医には言いづらいと思います。
医師によってはあからさまに嫌な顔をしたり、急に態度が冷たくなったり、怒り出すような場合もあるようです。個人的には、年齢の高い医師ほどその傾向が強い印象です。不慣れなため?マイナスに受け止めがちなのかもしれません。医師は基本的にプライドが高いので、プロとして「気に障る」という感じでしょうか。あとは素直にショックというパターンもあるかと思います。でもそれは患者さんたちが心配することではありませんので、ご自分やご家族のことを優先させて下さい。
そして、年齢で安易に分けられるものではありませんが、30~40代の医師は比較的すんなり相談に応じてくれるような気がします。あまり抵抗がなくなってきた世代なのかもしれません。でもやはり人によるところも大きいと思いますが (^_^;)
私はそういった相談の場面に実際に立ち合ったことはないのですが、少し意味合いが違いますが、「医師を変更してほしい。」という申し出を直接受けたり、他職種から相談を受けることはよくありました。医師には余程自覚してもらわなければならない以外は、プライドを傷つけないようやんわり遠回りに伝えたり、理由を伏せたり、違う理由にしたり、穏便に済ますこともあります (/ω\)
少し話が逸れてしまいましたが、医師への遠慮は気にせず、ご自分やご家族のことを是非優先させて頂きたいと思います。そのためのセカンドオピニオンです。
担当医に伝える時は堂々と、先にセカンドオピニオンを考えていると結論から伝えてしまった方が個人的には良いよう思います。立派な患者さんの権利です。
それから紹介状なしで担当医に知らせずに受けることは出来ないと思います。費用のところを再度目を通して頂ければわかると思いますが、何も情報や資料がない状態では相談に乗れません。この場合セカンドオピニオンではなく、普通の受診になってしまい、また一から予約のし直し、同じ検査などを受けなくてはならなくなってしまいます。
もし、どうしても言い出しにくければ、病院のソーシャルワーカーさんや看護師に先に相談するのも全然ありです!うまく活用して下さい。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>
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