看護師からみた終活と人生会議(ACP)とは?Ver.2

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みなさん、こんにちは!あこです (^^)/

今回は、看護師として今一番みなさんに伝えたいことを書かせていただこうと思います。真面目です!(いつも真面目ですけどね💦)

また、この記事はリライト記事で一部プロモーションを含みます。

※この記事の内容につきましては、私の個人的な見解のため、その辺りはご了承下さい。また、看護師としての個人の経験からの記事です。

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「終活」と「人生会議」

いきなりですが、「終活」と「人生会議」皆さんご存知ですか?

「終活」という言葉はだいぶ世間のみなさんにも浸透しているのではないかと思います。ただ「人生会議(ACP=Advance Care Planningの略です。)」のほうはまだまだ知らない方も多いのではないかと感じています。

厚労省が吉本興業の小籔千豊さんを起用した人生会議のポスターが2019年頃に炎上したことがニュースになりましたので、それを聞くと思い出して頂ける方もいるかもしれません。

※「終活」とは、「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語で、自分が亡くなった際の葬儀、お墓、遺言の準備や、財産相続、身の回りの生前整理を行うことを指します。

※「人生会議」とは、もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。

現状の療養環境

みなさんの中に今までご家族等の介護や看取りを経験された方はいますか?

今、まさに終末期のご家族の自宅療養を支えている方、または病院での療養を支えているご家族のみなさんはおられるでしょうか?

世の中では高齢化社会を問題視し、色々な施策がとられています。昔のように病院では長く入院はさせてくれませんし、逆に早期退院を促しています。

ただ、病院といっても色々な種類の病院があり、それぞれの役割からこれが全てではありませんが。※今後またここにも触れていきたいと思っています。

そしてその代わりに在宅療養の場もだいぶ整備されてきたように思います。

「人生会議」の重要性

私の今までの病院や在宅での看護師経験から、みなさんにぜひお考え頂きたいテーマがあります。先に触れましたので、勘の良い方はお気づきかと思いますが、

私個人としては、終活は十分に出来なかったとしても、人生会議(ACP)だけはぜひご家族のみなさんとだけでもよいので、もつ機会を検討して頂きたいと思っています。年齢問わずです。いつ何が自分の身に降りかかってくるか誰にもわからないからです。

今までの看護師人生の中で幾度となく関わってきた終末期や看取りの場面。様々な考え方や価値観、それぞれの思いを抱えた患者さんとそのご家族にたくさん出会ってきました。

ご本人がまだ判断出来る状況であれば、望みを確認することが出来ます。ただ、ほとんどの方が亡くなる直前まで意識がある訳ではありません。

逆にそのほうが少ないのです。それにいきなりそのような状況になってしまう方もいます。

そういった場面になってから、本人の延命処置の希望についてご家族にうかがってみても、意外とみなさん「聞いたことがありません。わかりません。」とおっしゃることが多かったように思います。

そうなると、人命に関わる重大な判断をそのご家族はしなくてはなりません。相談出来る他のご家族がいれば相談が出来ますが、意見が食い違ってしまうこともあります。また、相談する家族がいなければ自分ひとりで決めなければなりません。

結局、医師の促すままにという流れになることが多いように思います。医療について専門的なことは、知らない、わからないという方がほとんどだからです。

そして、事前に本人が延命処置を希望していなかったとしても、意識がなくなってしまえば、ご家族の判断が優先されることもあります。ご家族が納得するまで、本人の望まない延命や本来必要のない検査や処置がされてしまうこともあります。

何もせずにただただ最期の時を待つことに耐えられない気持ちも、とてもよく理解出来ます。もし自分の両親がそのような立場になったとしたら、(勿論もう希望は聞いていますが。)私自身もどのような判断をするかまだ想像がつかないからです。

医療者への遠慮は不要!

重大な決断や判断だからこそ、気持ちが揺れ動き悩むのは当たり前のことです。昨日はこう思ったけど、今日気持ちが変わることがあってもいいのです。

そこをサポートするのは看護師や医師の役割です。聞きたいことがあれば、何でも何度でも聞いて頂いてかまいません。直接聞きにくいというのであれば、電話で聞いてもいいと思います。私たち看護師にまず聞いて頂いても構いません。

人間同士なので相性もあります。納得がいかなければ、医療機関や担当医師・看護師の変更を検討して頂いても構いません。大切なご家族の人生の終焉の時のことですから。

言い出しにくければ、病院であれば病院のソーシャルワーカーさんや患者支援などの相談窓口、訪問診療であれば同じく相談窓口やケアマネージャーさんなどにまずご相談頂くのが良いかと思います。遠慮は不要です。

私は、患者さんやそのご家族が穏やかに(身体的にも精神面においても)悔いなく看おくり、看おくられることを願っております。

また別の機会に、病状や個人差にもよりますが、具体的な例をご紹介しつつ、みなさんに考えて頂く時間を設けて頂けたらと思っています。

困った時の相談窓口

ここで困った時の相談窓口をご紹介します。

各市町村や、自治体から委託され社会福祉法人や医療法人、民間企業などが設置主体となり、お住まいの地域ごとに「地域包括支援センター」というところがあります。介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。勿論相談は無料です。

※注意としては、65歳以上の高齢者またはその支援のための活動に関わっている方のみの利用になります。

亡くなった後のこと

みなさんはもうすでに決めてらっしゃいますか?

私は具体的なことはまだなにも決められていないのですが、臓器提供意思表示カードを持っていることだけは家族に伝えてあります。

そして、両親それぞれからは、亡くなった後の自分たちの亡骸はどうしてほしいか、希望はすでに聞いています。

世間一般的には、少子化が進み、子供の負担を考えたり、家族を持たない人たちも増えていることで、お墓に入ることを望まない人たちも増えてきているようです。

年配の友人たちの話を聞いていたら、植樹葬というものがあるそうで「これがいい!」と話していたぐらいです。

有名なものであれば海への散骨はよく聞きますよね。でも最近は里山や空宇宙へ散骨することも出来るそうです。どうやってするのでしょうか?

そして、SNSを観ていたりすると生前葬をされる方も増えているように思います。

なんにせよ自分で決められるということはメリットですよね。どれぐらいの費用がかかって、どんな風に行われるのか確かめることが出来ますし、残された家族にとっても、悲しみに暮れるなか色々決めなくてはならないことばかりですので、このことだけでも決まっていたら、本人の希望ですし安心です

これは海洋散骨を希望されている方にオススメです

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました <m(__)m>


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